稚鮎パターン
主に3月〜5月に起こるシーバスパターン
気難しいパターンではあるけども…ハマればしっかり数釣りの出来るパターンなんです!

それまでは何となくでこなしていた稚鮎パターンですが…

正直偶然ですが、シーズン序盤の稚鮎パターンに遭遇したので、その釣行と記事をまとめてみました。序盤、中盤、終盤の違い等も見て行きましょう!

この様に、シーズン序盤の稚鮎は半透明で、実物は黄色いシラウオのような雰囲気でとても綺麗だ!
釣行 1
エントリーしたのは、一級河川大野川下流域。
正直、稚鮎パターンと思っておらず、多少だが、雨上がりの強風。風を凌げるポイントとしてのチョイスでした。
開始したのが上げ4〜5分の朝方。
もう少しで薄明るくなってしまい、明暗も効かなくなってしまうので少し急ぎでパターンを掴みたいのでルアーチェンジは早めに。
最初は、バチを意識していた為にシンペンを中心に投げる。マニックやパンチラインスリム等の所謂バチルアーを投げるが魚からの反応がない。
風が少しだけ弱まったタイミングでルアーチェンジ。LONGINのプレックスを投げる。
釣れるのは、割と底バチ意識の魚なのか、ボトム放置に近い形でのヒットが多いが、この日は雨上がり。
ボトムに置くつもりがどんどん流されて橋脚下流域まで流れた時にヒット!

思っていた所とは違う所についていたので立ち位置を変えて、橋脚下流側へ。
もう明るくなってしまうのでバイブレーションを投入するが、ショートバイトのみ。
風でわかりにくいが時折ボイルも出ているので、、これは稚鮎パターンだと推測。
稚鮎パターンなら…と思い、スタンダードなシンキングペンシルを投げるが、風に煽られちゃんと泳がないのでヘビーなシンキングペンシル、パンチラインマッスル80を投入。
橋脚ヨレまで泳がせてフォールさせるとヒット!
目の前で首を振ったシーバスの口からは稚鮎らしき魚。やはり稚鮎パターンだ。
アピア パンチライン マッスル80 13g

稚鮎着きの魚は太い訳ではないが、心なしか綺麗です。
そしてそのまま連発。

しっかり明るくなり、稚鮎は散ってしまったのでこの日は終了。
そして数日後。
釣行 2
違う釣りをしようと思ったが、時化てはいないものの海は強風。
またしても逃げ込むように河川へ直行!
前回以上にしっかりした雨が降ったので、前回の再現、、と、いうよりも、ここに稚鮎が居たならと、場所を変えて試してみる。
前回よりも更に下流の橋脚明暗部にエントリー。
今回は下げ8分からの深夜釣行。
干潮間際だが、上げに期待して開始、、だったが、明暗部上流側には上へ上がろうと藻掻くようなマイクロベイト!稚鮎だ。
そしてアミも混じっている。
複合パターンかも知れないが、稚鮎にしぼり投げる事に。
水位もないのですぐに決めたいと、、隠し球的存在のサイレントアサシン80Sを投げる。
3投目でヒット!

小さいが幸先が良い!近年、居ても血が薄くなり、しっかりした斑点は見なくなったタイリクスズキは小さくてもかっこ良い。
タイリクスズキが好きな自分はテンションが上がり投げ続けると、、




よく釣れてくれた雨後、下げの稚鮎パターン。
大分県では数少ない楽しい数釣りパターンなので知っていてそんはないはず。
近年大分県の2〜3月はコノシロ、アジ、ハゼ等の中型〜大型ベイトが多く、忘れがちになる稚鮎パターンですが、シーズン序盤の稚鮎パターンに遭遇したが、本当に楽しいんです。
毎回毎回、ちょっとずつバイトが出るタイミングや角度、レンジ等が違うので、楽に攻略出来る訳ではないが、そんな所が本当に良いんです。
季節
稚鮎パターンの季節は2月には始まる。
しっかり狙えるタイミングとしては3〜5月。
6月になると狙えない訳ではないですが、狙い目が変わり稚鮎から小鮎になる。
狙う場所

明暗部でも、下流に着いている時もあれば上流にいる場合もあるので水面をよく観察しよう。
タイミング
基本的にナイトゲームにて。
シーズン序盤の2〜3月は下流域明暗部。
軽い雨後が良い傾向にある。
余り降りすぎると水温低下からシーバスが消えてしまう時期なので注意だ!
シーズン中盤の4月頃は稚鮎パターンハイシーズン!雨が降ったら中流域以上での稚鮎パターンです。
少し強気になり2〜3月より大きめのルアーで良いです。12cmくらいのミノーでも大丈夫で、ジャーキング等も効くので、ブローウィン140Sなんかも試しても面白いと思います。
シーズン終盤の5月は上流まで遡上しており、この時にはデイゲームでもしっかり狙えます。
自分は夜明け直前に大型シーバスが釣れた事が多いです。
お勧めルアー
自分のお勧めルアーなんですが、上記のタイミングを踏まえて、序盤、中盤、終盤で紹介しましょう
序盤
まだまだ小さい稚鮎。色もハッキリしていないのでクリアー系カラーがお勧め。
シマノ サイレントアサシン80S

サイレントアサシン99Sに隠れがちですが特性が全く違う80S。1秒間で99Fの倍近いロールをするハイピッチロールアクションです。
サイレントアサシン99Fは1秒に4ロール
サイレントアサシン80Sは1秒に7ロール
軽くトゥイッチやジャークを入れればバイブの如くフルフルッとしてくれます!
APIA パンチライン80/マッスル

今回はマッスルだったが、風が無ければ普通のパンチラインがお勧め。しっかりとしたローリングフォールが良いんです!引き抵抗もあり初心者にもお勧めです!
邪道 グラバーHI68S

サブサーフェイスをゆっくりタダ巻き、それだけでバタバタ水面破裂を起こす事があるんです。
この小粒なルアーだが、飛距離もバッチリです!
シーズン中盤
上記のルアーでも良いんですが、稚鮎も少し大きくなってきています。少し大き目のルアーで良くなってきます。
シマノ サイレントアサシン99SP

サイレントアサシン99の中では浮くのか沈むのかハッキリしていないので目立たない存在?
しかし、稚鮎パターンには強いんです。
仲間内では反則ルアーとして知られており、自信をもってお勧めしたいルアーです!
純正フックはカルティバ#4なのでがまかつに交換したい時はウェイトの近いRB/MH#4がお勧めです。
ブレイズアイ エヴォルーツ99VSP

サイレントアサシン99SPはカルティバ#4フックだが、これはがまかつSP/MHとほぼ互換性のありBKK#3フック。エヴォルーツの中でもかなりの実力派ルアー。
バレやすい時にはこれがお勧めです。
ジップベイツ ウィスパー96S

スローシンキングミノーで、ウィスパーロールと呼ばれる少し独特なアクションのミノー。
飛距離も良く、サブサーフェイスを引けるので中盤の稚鮎パターンで多様する。
アサシン99SPよりも釣れた事のあるルアーです。
APIAパンチライン95/マッスル

やはりAPIAの名品、パンチライン。風が強い時にはマッスルを使おう。
80と同様にしっかりとしたローリングフォールで、引き感もあるので初心者にもお勧めです。
シーズン終盤
この時期は激しく降っただけ良いので、激しい流れでもバレないルアーが良いです。
LONGIN ハイスタンダード120

フローティングですが、意外にも比重が高くサスペンドに近い形で使えるミノー。
飛距離もサイレントアサシン129にも負けない程に飛ぶので飛距離が必要な時にはこれ。
ジャーキングにも対応しています。
メガバス VISION ONETEN

バスルアーですが、LBOが搭載されて飛距離もバッチリです。
上流デイゲームでもナイトゲームでも使える優秀なルアーなので春には持っておきたいルアーだ!
LONGIN キックビート70/15g

飛距離こそ20gに劣るが、フォールでこんなに泳ぐバイブレーションを他に知らない。
ナイトゲームだけならまだ強いバイブレーションはあるかも知れないが、デイゲーム、特に朝は強いんです。
まーてぃお勧めルアー

投げて巻くだけ!
流れに負けた稚鮎のようなフォールアクションも魅力。このルアーに関してはまーてぃの記事を参照下さい。
そして終盤になればビッグベイトにも反応するようになると思うので、それはいつかまた別の機会に。
簡単でもないし、サイズも出にくい稚鮎パターンですが、稀にとんでもない魚も出る稚鮎パターン。
攻略は楽しいし、夢があるので春は是非稚鮎探しに。

メーター超えだって出るんですっ!
大型ベイトばかりに捕らわれずに是非挑戦してみて下さい。きっと楽しい釣りが出来るはず!