リールを長持ちさせる!日常メンテナンスをしよう!

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こんにちは、ヒデやんです。

今回はスピニングリールの日常メンテナンスのご紹介です。
リールのメンテナンスについて調べると、様々な情報が見られ一体どれが正しいのか分からなくなると思います。
僕が今までたくさんのリールのメンテナンスのオーバーホールをやってきた経験から、『これをやれば大丈夫』というものをお伝えしていきます。

1 リールメンテナンスの目的

メンテナンスの目的はリールの初期性能の維持です。

メンテナンスを怠ると、最初はヌメヌメだった巻き心地も、リールが塩噛みを起こしてゴリゴリ音がしたり、ラインローラーからシュルシュル異音が聞こえたりするようになってしまいます。これでは釣りに集中できず釣果を落としかねません。
また、メンテナンスをするということは、パーツの消耗を防ぎリールの寿命を延ばすことにつながります。

このように、快適な釣りを維持し、道具を長く使うためにリールメンテナンスは行われます。

2 メンテナンスの種類

リールメンテナンスには主に2種類あります

①日常メンテナンス

こちらが今回紹介するメンテナンスです。
特別な工具が必要なく、オイルだけで行える簡易的なものです。

②オーバーホール

リールをすべて分解し、洗浄、グリスアップ、組み上げという手順で行われるメンテナンスです。
知識も時間も必要な上に、一度リールを分解してしまい戻せなくなった…。という場合も多々見てきました。
費用は掛かってしまいますが、メーカーやリールチューナーに依頼するのがよいと思います。

3 メンテナンスの手順

メンテナンスといっても難しいことはなく内容はシンプル
簡単に言えば『洗って、乾かして、油を挿す』これだけです

3-1 リールの洗浄

まずは、リールの洗浄です。
釣り場から帰ったらなるべく早く洗うようにしましょう。
リールの一番の敵は塩です。
洗うまでに時間がかかってしまうと海水が結晶化してしまい、固着や塩噛みの原因となってしまいます。
なので、釣行後眠くても意識がなくなる前に洗うようにしましょう。

さて、リールを洗う時の注意点が2点あります

①ドラグを締める

ドラグをカチカチになるまで締め込みましょう。

これをしないとドラグ内に水が入ってしまい、ドラグの効きにムラができ、せっかくヒットさせた魚を取りこぼす可能性が高まってしまいます。

②常温のシャワーで上から洗い流す

常温のシャワーを上からかけて洗い流しましょう。

リールはしぶきなどには強いのですが、水没には弱いです。
様々な洗い方を提唱する方がいますが、スピニングリールに関してはバケツにドブ漬けするような洗い方を僕は勧めないです。
また、常温の水をかけるということをお忘れなく。
これがお湯だとオイルやグリスが熱で溶け出てしまい、リールの消耗を早めることになります。
また、ハンドルノブ、ラインローラーは特に重点的に洗うようにしましょう。
僕は、ハンドルノブを回しながら水をかけ、ラインローラーは、輪ゴムを該当箇所にかけて前後に動かしながら洗うようにしています。

回転を加えることで塩の抜けがよくなります。
かといって、リールのハンドルを回しながら上からシャワーをかけるのは、内部への浸水の可能性がありますので、外界に触れているパーツのみ動かしながら洗うとよいと考えています。

3-2 リールの乾燥

リールを洗ったら乾かします。
タオルで水気をふき取って、風通しのいい場所で陰干ししましょう。

3-3 リールの注油

水洗いし、乾燥が完了したら、注油を行います。
リールの乾燥が不十分ですと、水気とオイルがケンカしてしまいうまく浸透しないので、しっかり陰干しをしましょう。
さて、注油を行うのは以下の4か所です

①ラインローラー

ラインローラーとアームカムの隙間からオイルを一滴挿しましょう。

②メインシャフト

メインシャフトとは、スプールを外すと見える、スプールを支えている軸の部分です
ここにもオイルを少量挿すようにしましょう。

③メインギアの両端のベアリング

ハンドルとハンドルスクリューキャップを外して見えるのが該当箇所のベアリングです。
リールの中で一番大きなギアを支えているベアリングですので言わずもがな重要です。
左右にベアリングがあるので、それぞれにオイルを挿します。

④ハンドルノブ

リールの巻き心地を左右することも多いパーツです。
リールをから巻きしたときにザラザラしたりする場合は、ここのベアリングが劣化していることも多いです
根元にオイルを挿しましょう。

4 オイルの選択

オイルの選択は使用用途によってベストなものが異なります。

一般的にはオイルの粘度が高いものは、オイルの持ちがよいものの巻きが重くなってしまい、逆に粘度が低いものはオイルが流れ落ちやすいものの、軽い巻き心地を維持しやすいというメリットがあります。
そのため、遠征等でこまめに注油ができない場合や、巻きの軽さを重視しない場合は粘度の高いものを注油するのが良いといえます。
また、ライトゲームなどは巻きの軽さで釣りのしやすさが変わってくるので、粘度の低いオイルを挿すのがよいものの、こまめな注油が必要になってきます。とはいうものの、現在各社から多種多様なオイルやグリスが発売されており、どれを使用したらいいか迷われる方も多いと思います。

そこで、僕のお勧めするオイルを以下に記載させていただきます。

シマノ ザルス リールオイルスプレー

ダイワ 純正リールガード スプレーセット

上記の2つは各メーカーから発売されているものとなります。
リールメーカから出ているものは、やはり間違いないです。

IOS FACTORY IOS-01

上質な巻き心地や回転を維持してくれるオイルです。
ゴムや樹脂パーツ、各社シールドに対しての影響も考慮されており、安心して使うことができます。

おわりに

日常メンテナンスをするか否かでリールの寿命が変わってきます。
釣行後の手入れは疲れなどもあり多少面倒に感じてしまいますが、長く道具を使うためにも日常メンテナンスをこまめにするようにしましょう。

お気に入りの道具を長く使って、ぜひ快適なフィッシングライフをお楽しみください!

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この記事を書いた人

愛知県名古屋市在住
シーバスを軸に、ショアオフショア問わず釣りを楽しむマルチアングラーです